東浦の家 共有土間のある2つの家

建築概要:木造2階建2棟 住宅、住宅+アトリエ
場所:愛知県東浦町
竣工:2017年5月
設計監理:竹中設計事務所アシュ 竹中アシュ
構造設計:株式会社藤尾建築構造設計事務所
     藤尾篤、山中有美子
施工:松本建設株式会社
撮影:スタジオゼロ 鈴木美幸、鈴木祐介

2つの家の計画が同時に進行し無事に完成しました。お互い、ご親戚同士です。棟をそろえて家を東西に分けて並べ、それぞれの軒を伸ばしています。間の空間は共有としており、屋外を楽しむスペースとして計画しました。屋根の境部分が敷地の境界線上となっていて、そこから落ちてくる光がゆるやかな時の経過を教えてくれます。丘の頂上近くに位置しており、屋根のかたちと開口は付近の風の流れを意識して決めました。外観こそほぼ対象となっていますが、内部はそれぞれの家族のご要望に応じ異なる間取りとなっています。外装にはガルバリウム鋼板、内装はシナ合板と松の板、開口には住宅用のアルミサッシを用いています。素材に統一感を持たせ、一つの大きな家と感じられるようにしました。