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西芳寺湘南亭
所在地:京都市西京区松尾神ヶ谷町
通称苔寺と言われるように苔蒸した立派な庭にある茶室である。ただそれを外観からしか拝めなかったので内部の空間を知った訳ではない、しかしながら外部には吹き放たれた広縁があり庭の風景を存分に楽しもうとした趣向が伺われる。窓も庭の方に広く取られており開放的な空間としてこの茶室が計画されたのであろう。
西芳寺は、その広い敷地の中で建物の配置も種類も様々に変わってきたと聞くが庭と水のかたちだけは変わらずに今日にまで残っているようである。幾層にも重なった苔が古の時間を伝えているように思う。
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