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ブリティシュ・アート・センター
設計:ルイス・カーン
所在地:Chapel St at High,New Haven
カーンの代表作のひとつ。この建物を見ていると、この人がどこまでも精緻で建築を愛した人なのだという事がよくわかる。見ているだけでうれしくなるし、この人から影響を受けて建築を作っている人が如何に多いかという事もすぐに理解できる。
柱は下から上に行くにつれて細くなるが構造への中実さをそのまま隠す事なく表現している。はめ込まれた鉄板は端を丸くして納めているがそのディテールを含めて量感と際立った存在感をそこに醸し出している。
トップライトからの光が印象的な建築だと聞いていた。生憎、私が訪れたのは夕暮れも近い時で昼間の様相とは違うものだと思うのだがそれでも内部へ均一な光を導こうとする配慮は痛い程にわかる。建築とは何だろうとこのトップライトを見上げて再び考えたりもしたのだがここではカーンという人の偉大さを知るに留まった。
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